デッキの組み方のはなし第2回。
今回はCOJの《ブレイブドラゴン》を取り上げてみます。

1、性能の考察
《ブレイブドラゴン》は赤の亜竜。CPコスト5、BP7000/8000/9000
攻撃宣言と同時に相手ユニット全体に3000のダメージを与えるアビリティ、『灼熱の業火』を持つ進化ユニット。

Lv1の時点で実質BP10000にもなるとても攻撃的なユニット。
・ユニットへのバーン
・攻撃時に強い
という赤の特徴をそのまま体現したかのようなカードです。

ジョーカーカード《ブレイブシールド》との併用で相手のユニットを焼き払う『ダブルブレイブ』が有名な他、《チェインフレイム》、《レイニーフレイム》、《ブロウアップ》などの優秀な火力インターセプト、《裁きのマーヤ》《蠅魔王ベルゼブブ》等の弱体化、火力内蔵ユニットを合わせることで相手の場とライフポイントに甚大な被害を与えることができます。

2、弱点の把握
1)進化ユニットであること⇒土台が必要、進化対策カードにひっかかる
2)火力一辺倒⇒大火力を叩き出せる反面、耐火力ユニットの前には無力
3)中型ユニットにチャンプブロックされる
4)カウンタークロック、ブレイククロック

1)進化対策カードのうち、精霊系統は同じ赤の《蠅魔王ベルゼブブ》や《ブロウアップ》で焼いてしまうのが早いです
《人の業》はトリガーカード、赤の得意技の一つであるトリガー破壊で対応しましょう。
比較的高いBPと攻撃時のトリガー破壊効果を持つ《総督者ネビロス》は《ブレイブシールド》との相性も良好です。

3)と4)に関しては1、で触れた他のバーンカードとの併用で突破できます。

2)これが問題ですね。
比較的多くのデッキに採用されている《ミューズ》、高いBPを発揮し、小型ユニットでの攻撃を妨害してくる《ユグドラシル》はこのカードの天敵とも言えるでしょう。
次のターンのことを考えて展開して、《ゴーレム》+《早打ち勝負》で撃墜されてしまうのはよくあるパターンです。

こればかりはどうしようもないことなので、他の色と合せることでカバーします

緑併用:パワーアップでの突破を狙います。同時に環境に一定数存在する《珍獣》系デッキへの対策も兼ねます。
候補:ミューズ、ユグドラシル、アテナ、ニードルアリゲーター

青併用:レベル除去を絡めることで高BPユニットに対処します。サーチユニットとサーチ先である《バンシー》《冥王ハデス》のセットは出張しやすい組み合わせです。
他には枯渇しがちな手札を補充できる《海底の楽園》を使うために《青海のドーリス》《ヴォジャノーイ》、ブレイブの土台にもなれる《スターフィッシュガール》を採用するパターン。ブレイブの効果でドーリスの攻撃をヒットさせやすくすることもできます。カウンタークロックやブレイククロックへの対策も兼ねますが、デッキの動きが重くなりがちです。

黄色併用:リセット効果を持つ《戦神・毘沙門》、バウンス効果を持つ《ジャンプー》《大天使ガブリエル》を採用するパターン。
《人の業》をブレイブドラゴンで消費させてからなら、比較的安全に毘沙門を着地させることができます。
削り合いになることから、ミラーマッチで先攻を取られている場合にはかなり厳しい戦いになりますが、反面先攻での素早い決着力が魅力です。

3、必須カード
1)サーチカード
①《無限の魔法石》
言わずと知れた汎用サーチカード。できれば後半戦のために1枚温存し置きたいところ。黄色をタッチする場合は《カイム》のサーチに対応するのも魅力。

②《弱肉強食》
珍獣対策カード。赤が主体である以上、《拒絶する世界》の起動が難しいのでこのカードに対策を頼ることになります。

③《ブロウアップ》等の火力インターセプト
ブレイブの火力の底上げに使います。環境や仮想敵に合わせて切り替えるのが重要です。

4、削る作業

タッチ緑:スロットがあまり持って行かれないので選定が容易ですが、火力インターセプトの枚数を減らして《武器破壊》や《潜在解放》を積むと突破性能が上昇します。

タッチ青:どうしても赤要素が重たくなりがちなのでできるだけ軽いユニットを優先して残しましょう。
例えば《大魔導士リーナ》などは枚数を少なく(1枚くらいでいいかもしれません)抑える方が動きに無理が出にくいでしょう。

タッチ黄:《カパエル》《カイム》《エンジェルビルダー》等の場持ちの良いユニットを中心に採用し、毘沙門の土台を確保することを最優先します。
《エンジェルビルダー》を採用する場合はトリガー破壊効果を持つ《ヴェルフェゴール》をピンで入れておくとより安全かつ、ブレイブの火力の底上げも可能です。

5、実戦
サイドボードなしの一発勝負がCOJの特徴である以上、戦いながらメタを読み、苦手なデッキへの対策を考える必要があります。
場合によってはタッチカラーの変更等、大幅なデッキ改築が必要なることもあり得ます。
なので、タッチカラーや採用枚数を微妙に変えたデッキを複数作成して使い分けてみるのが良いのではないかと思います


さて、ブレイブドラゴン編はここまで。
次回は…何にしましょうかね?

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