今日は前後編に分けてCOJにおける青単ハンデス(手札破壊)デッキを運用してみようと思います。

ハンデスという戦術は多くのTCGに存在しますが、個人的にはコストやデメリット等の調整が一番難しい部類のカードだと思っています。

さて、COJにおける手札破壊の特徴は、ほぼ全てランダムってとこだと思います。ピーピングハンデスのできるカードは京極院沙夜のJK月明封殺くらで、しかもJKカードは1回のデュエルで1回しか使えません。
なので「質」より「量」を重視してハンデスを行わなければなりません。

ところがどっこい、COJのゲームシステムの特徴である
・毎ターンのドローが2枚
・トリガーゾーンへのカード退避
によっていわる「今引き」による逆転が発生しやすいので、ハンデスするだけでなく、それらに的確に対処していく必要もあるので結構難しい。

他のTCG(主にMTG)プレイヤーの方は「相手の手札が削れてるなら大丈夫じゃないか?」と思われるでしょう。

が、しかし、全然全く、相手を倒すには程遠いんだよねぇ!!

先ほど「COJのハンデスは量が大事」と書きましたが、COJにおける代表的なハンデスカードである「ポイズンディナー(通称:毒飯)」はなんと、自分がユニットを出した時に”お互い”手札を2枚ランダムに破壊するのです。そう、相手の手札を削ると自分の手札ももれなく吹っ飛ぶという強烈なデメリットを負っているけですね。
MTGのハンデスのように
・軽量のピーピングハンデス(思考囲いとか強迫とか)
・相手だけ大量ハンデス(精神錯乱とか呆然とかヒムとか)
が存在しないといわけです。
言ってみれば全部ヴェールのリリアナってところでしょうか

ダメじゃん。

そこで自分へのダメージを抑えるカードが必要になりますそれが
「ヒュプノス」と「忘れられし地下書庫」「封殺の死懐石」という3枚のかーどがあります。
・ヒュプノス
コスト2 Lv1BP4000 という平均的なサイズを持つ種族:不死を持つユニットで、Lv1とLv2では相手が自分のカード効果で手札を捨てると捨て札のカードを1枚ランダムに回収できる、Lv3では同条件で相手のユニット1体は破壊し、Lv1に戻る。という能力を持ちます。単純に手札破壊をアドバンテージの獲得につなげられる優秀なユニットです。
種族:不死には自身以外の不死ユニットの破壊をトリガーにレベルアップし、自身のレベルアップをトリガーにハンデスを行う「タナトス」というユニットも存在し、ハンデスデッキでは間違いなく最重要カードであると言えるでしょう。
ただ、相手もこのカードを見ると全力で除去してくるor自分から手札を捨ててハンデスを回避してくる、等の行動を取ってくるでしょう。(後者に関しては結局相手の手札が減ってるので結果オーライですが)

・忘れられし地下書庫
自分ターンの終わりに手札を1枚捨てて2枚ドローするトリガーカード。
このカードの最大の特徴は「自分の手札が0の時に使うと手札を捨てずに2枚ドローできる」という点ですね。
ポイズンディナーでお互いに手札を削った後なら相手との手札枚数差を大きく広げることができるというわけですね。発動タイミングの関係上、他のユニット展開時のドロー効果を持つトリガーが使えない(COJはユニット効果⇒トリガー⇒インターセプトの順で処理され、毒飯はインターセプトなのでトリガーで引いたカードを毒飯で捨ててしまうことが多いのです。)ハンデスデッキにはうれしい1枚です。

・封殺の死懐石
相手がユニットを出した時にそのユニットのレベルを1上げ、捨て札のカードを1枚ランダムに回収できるインターセプトカード。相手のレベルを上げられるので青の特徴であるレベル参照の除去につなげやすく、地下書庫と同じく遅いタイミングで手札の補充ができる優秀なインターセプトです。


さて、知らない人向け説明が長くなりましたが今回のデッキはこちら

ユニット(26)
ミイラ君 2
冥王ハデス 3
ドラグーン・レイア 3
タナトス 3
ロキ 3
ヒュプノス 3
シザードール 3
バンシー 3
大魔導士リーナ 3

トリガー(6)
忘れられし地下書庫 3
盗賊の手 3

インターゼプト(8)
ポイズンディナー 3
封殺の死懐石 3
セレクトショップ 1
アルカナブレイク 1

コンセプトは普通のハンデスですが、最近流行の海洋デッキへの対策兼遅効性ドローとして盗賊の手(相手の捨て札3枚を除外して1枚ドロー)を採用。
黄単スピードムーヴデッキへの対策としてアルカナブレイクとセレクトショップを採用。
そして、トリガーゾーンへの干渉を強めるためにシザードール(召喚時にお互いの手札とトリガーゾーンのカードを1枚ずつランダムに破壊)を見習いシーフと交換で採用しています。

後篇ではこのデッキで全国対戦に乗り込んだレポートをしてみようと思います。
ではいざ戦いの地へ!!

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